☆あらすじ☆

第1話
怪人魔天郎現わる!
監督 佐伯孚治
脚本 江連卓
放送日 1987年1月11日
あらすじ
冬休みの最後の日、竹早小学校5年3組の黒木洋(渡辺博貴)は、両親に買ってもらったパソコンで遊んでいた。ふと目を窓のそとにやると外には妖しげな男が窓の向こうからこちらを伺っていた、不審に思った洋(以下ヒロシ)は、そそくさと逃げていくその男の後をつける、その男が次に訪れたのはフランス料理店のレストランボンボン、それはヒロシと同じクラスの城金悟(中島義実)の家だった、悟(以下サトル)は、レストランボンボンの独り息子で万物に好奇心旺盛で手先が器用で手品が特技だった、男はそれをメモに取るとそそくさと逃げ出し、次に訪れたのは八百八商店、ここもまた5年3組のクラスメイトである青野進(雨笠利幸)(以下ススム)彼は画才があり将来は漫画家を志望していた、最近の興味は忍術を会得することだった、男は一通り観察すると、またまたそそくさと逃げ出し、次もまた5年3組のクラスメイトである君原猛夫(石井孝明)(以下タケオ)、の家を覗き込んでいた、彼は無類の動物好きで動物の言うことがわかる特技があった、彼らはその不審な男を追跡していた、その不審な男が最後に訪れたのは、やはり5年3組のクラスメイトである赤川矢須子(上野めぐみ)(以下ヤスコ)だった、彼女は5年3組のマドンナ的な存在、合気道は1級の腕前だった。
ヒロシ・サトル・ススム・タケオ・ヤスコと、偶然通りがかった竹林寺の和尚である洋漢和尚(奥村幸延)と共同でその不審な男を追い詰めとりあえず撃退する。
翌朝登校すると前任の担任だった船山先生の後任として落合敏彦先生(秋野太作)が5年3組に赴任する、それはまさしく昨日撃退した男だった、抗議するヤスコ、しかし落合先生は君たちがどんな人物なのか事前に知っておきたいからだったと説明するが、どうも納得が行かないヤスコとヒロシ・サトル・ススム・タケオの5人。
音楽の時間、ヒロシ・サトル・ススム・タケオは、音楽担任の菊田純子先生(丹保みのり 原田采知)のパンツの色を覗きして確認するが見つかってしまう、落合先生は「もっと度肝を抜く事ができないのか?」と叱る。
その日ヒロシはパソコンで架空の人物、怪人魔天郎を作った、放課後竹林寺の境内でパソコンから印刷した怪人魔天郎をサトル・ススム・タケオに見せる、ヒロシ・サトル・ススム・タケオとヤスコの弟のシンスケの5人で、その怪人魔天郎を悪役に短編映画を作ったのだった。
ヒロシは放送委員のヤスコを口説き、視聴覚の時間にその映画を放送してしまう、それを見た落合先生は何かを考えているかのようだった、対して激怒する教頭先生、教頭はヒロシ・サトル・ススム・タケオと放送に手助けしたヤスコを職員室に呼び出し、親を呼んで来るように叱り付けた。落ち込む5人、ヒロシ・サトル・ススム・タケオの4人がヒロシの家に集まっていると、落合先生から電話がありヒロシの母親に伝言が伝えられていた「ヒステリーおさまれり、あんしんこうだ」ホッとする4人、しかしヒロシが部屋に戻ると、買ってもらったばかりのパソコンが無くなっていた。
動揺していると窓の外からバラがふらふらと飛んできた、ヒロシが手に取るとバラがパッと魔天郎と書かれたカードに変わった、「魔天郎?ふざけやがって」ヒロシはそう言ってカードを投げつけるが、カードは宙で消えてしまった。赤く光る窓のカーテンが風で外れ、外を見るとそこには怪人魔天郎が満月を背に立っていた、怪人魔天郎はヒロシが作った架空の人物のはずだった・・・・・目を疑う4人、ススムが手裏剣をなげるが軽く交わされてしまった。

ハハハハハハと不気味に笑う魔天郎

「ヒロシ君、君の大切なパソコンはこれこの通り私が預かっている、返して欲しければ、私と知恵比べをして勝つことだ、もし君に勇気があるなら、私の挑戦を受けてみたまえ!!」

「誰だおまえは」

「私は蜃気楼の国からやってきた、幻の怪人魔天郎、悲しみの涙は夢のかけらに流し込め!怒りの涙は炎と燃やし火の鳥となって空を渡れ!君たちの挑戦を待っている!」

そういうと、魔天郎は闇に消えてしまった。

唖然とする4人

第2話 ぼくらの秘密基地